Okamoto Taro × Architecture

岡本太郎×建築 展－衝突と協同のダイナミズム

川崎市立岡本太郎美術館で開催された「岡本太郎×建築 展－衝突と協同のダイナミズム」展の会場構成および関連イベント・レクチャーシリーズの企画。
壁画やモニュメントを数多くのこした岡本太郎だが、それらは親しく交流した建築家たちとの関係から生まれたものが少なくない。丹下健三をはじめ、1930年代からの知己である坂倉準三や、アントニン・レーモンド、磯崎新といった建築家たちとの関わりや協同のなかで、岡本太郎の仕事は「美術」の枠を大きく超えて、豊かな広がりを獲得しえたのだろう。本展では、日本が大きく飛躍をした時代、共に「伝統」と「創造」について議論し、都市と時代を見つめた岡本太郎と建築家たちの交流に焦点をあて、建築と美術の協同の一つのかたちについて再考する試みとなった。